フルハーネス特別教育が必要になる場合がある
大型倉庫で働くときには資格があると有利ではないかと思う人もいるでしょう。大型倉庫では高所作業を伴うことが多いので、確かに資格があると役に立ちます。典型的なのがフルハーネス特別教育です。フルハーネス特別教育はフルハーネス型墜落制止用器具を使用して2メートル以上の高所で作業をするときに必要になります。作業床が設置されている倉庫であればフルハーネス特別教育を受けなくても作業できますが、古い大型倉庫では作業床がないこともあります。このような現場で働くにはフルハーネス特別教育を受けるのが義務になっているため、受講して資格を持っていると他の人にはできない高所作業を担当できるので有利です。
高所作業車に関連する資格も役に立つ
大型倉庫では高所作業車を利用することも多くなりました。高所にある荷物を取り出したり、新しい荷物を高所の棚に収めたりするときに高所作業車があると便利だからです。高所作業車に関連する資格があると、高所作業車を活用している倉庫では必ず役に立ちます。高所作業車の運転には資格が必要だからです。日本では高所作業車の運転の業務に係る特別教育と高所作業車運転技能講習の2種類があります。特別教育を受けているだけでも倉庫で必要になる高所作業車の運転はほぼできますが、大型倉庫の場合には技能講習まで受けておくとさらに有利です。倉庫で働き始めてから取得することもできる資格なので、高所作業車の運転担当者として活躍したいなら検討してみましょう。
3PLとは、第三者(サードパーティー)による物流(ロジスティクス)という意味です。メーカーなどの荷主が、物流に関する業務をノウハウのある第三者に包括的に外注することで効率化かつ高度化を図ることです。